本棚が呼んでいる

HISTORY

先日、ふと思い出し、読み直してみようと思った「弘前市長列伝」(津軽書房)を探していたら本棚の片隅に買った覚えのない本を発見。

その本のタイトルは… 「弘前市政今昔物語」原子昭三著(青森県教育振興会) 。買った記憶がないな??? と、思ったら、私の知らないところで、長男が家内の親父から貰ったモノらしい。

本の著者は原子昭三氏。弘前市議会議員の大先輩である。 そういえば、自分の以前の職場、弘前観光協会に入社して間もない20代の頃、事務所に訪ねてきた彼をお見かけしたことがある。彼には多くの著書がり、ウイットとユーモアに富んだ文章は読みやすく、津軽ひろさき検定のテキストを編集していた頃、参考資料として楽しく読んだものだ。

「弘前市政今昔物語」は、弘前市が市制施行100周年を迎えた平成元年に発行されたようで、今から30年前の本であった。中身に目を通すと、歴代の市長、議長、議員、経済界の人々、市政を支えた裏方の人達の歴史物語が見事な筆力で描かれていた。 特に歴代市長の章は、正史に加え、裏話や笑えるエピソードも多く、「弘前市長列伝」とあわせて読めば理解がグッと深まる。

ペラペラと斜め読みを進めていた途中、思わずページをめくる手が止まった。

そこには、これまで自分がいくら調べても探し出せなかった、弘前の現在を語る上で、とても重要な歴史上のある出来事のことが書かれていた。

(★次回につづく… )

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