人がいてこそ桜も生きる

観光

新型コロナウイルスの感染拡大のため、4月10日から閉鎖していた弘前公園が、本日、38日ぶりに開門した。園内は今年堪能することができなかった薄紅色の季節から眩しい緑の季節に変わっていた。まだまだ予断を許さない状況であり、油断は大敵だが、ひとまずここまで来たことを素直に喜びたい。

ちょうど市役所に用があり、担当職員から9時45分頃、追手門が開門する予定と聞き、開門の瞬間に立ち会うことが出来た。そこで弘前公園の管理を担当するOさんと久しぶりに談笑。彼も今日の日を迎え、ホッとした様子だった。Oさんは閉鎖中の公園の中の様子を話してくれた。

「いつもと違って異様でしたよ。園内がまるで野鳥の楽園のようになりました。やはり、人がいないと公園も自然に帰るんですね」

「人のいない中、咲く桜も新鮮でしたけど、人がいてこそ、桜も生きると思いました」

Oさんはこれまで公園の写真を数多く撮っていて、公私ともに弘前公園が趣味となっているくらい、弘前公園を見続けている人だ。その彼の感想はとてもリアリティがあった。

「人がいてこそ、桜も生きる」

来年は、この言葉をぜひ噛みしめたいと思う。

弘前公園は開門したものの、まだまだコロナウイルスが終息したわけではない。地域経済の復興、アフターコロナの各種振興策等々、課題は山積みだ。

早くいつもの日常を取り戻せるよう、ポジティブに頑張るしかない。

手洗い、消毒、うがい等々、引き続き感染防止に努めましょう!

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