ビンテージ

MISSION

今年の弘前ねぷたまつりが開幕しました。

30年前に弘前観光コンベンション協会の門を叩き、以来、毎夏ねぷたまつりは、参加者、観客としてではなく、まつり運営の裏方として携わってきました。元来、まつり好きな性格ゆえ、まつりに参加している人々を見ると羨ましく、お囃子の音を聴くたびに心がジャワめぐのをグッと抑え、祭りが事故なく無事成功に終わることを願って裏方に徹してきました。 自分はおそらく一生この役割でねぷたに関わっていくのだろうと覚悟を決めていたのですが、今年市議会議員に当選させていただき、実に30年ぶりに「ねぷた」参加の夢が叶いました。

昨夜は市役所のねぷたと、地元宮園青山連合のねぷたに参加。久々のねぷた参加にもかかわらず、欲張りにもコースを2周させていただく機会をいただき、参加する側としてのねぷたを噛みしめさせていただきました。衣装も何一つ持ち合わせてなかったので、義理の親父が昔着ていた浴衣を譲り受けました。その浴衣は今から30年前の弘前市政施行100周年の時に仕立てられたスペシャルバージョンで、「弘前百年」の文字が入ったビンテージ。ちょうど、市政施行百年の年から裏方の道に入ったので、これまでの30年間の思い出が去来し、着ていて感慨深いものがありました。

裏方としての30年、「主催者」として多くのことを学びました。皆さんからいただいたチャンスにより、今年からは「参加者」「観客」の視点で「ねぷた」を考える時間をいただきました。これは本当にありがたいことだと思っています。やはり、これからは祭りをいろんな角度、立場から把握し、総合的にまつりの保存と伝承、改革に努めていくことが必要だと思います。これが、私の新しい使命、ミッションだと思います。心してやりたいと思います。

今年のねぷたまつりも事故なく、楽しい7日間になることを祈念しながら、新しいかかわり方でねぷたミッションを開始いたします!

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