サクラ

on the street

昨日、外出中に、弘前公園の外堀のサクラ剪定作業を見かけた。

 弘前公園は、リンゴ栽培をお手本とした、枯れ枝や病気の枝を切り落とす、独自のサクラの管理方法を確立して、これまで60~70年といわれたソメイヨシノの寿命の定説を覆し、樹齢100年を超えるソメイヨシノの古木が400本以上あるんです!
云々…

 近年、多くの市民が弘前公園のサクラの管理方法について、誇らしげに他所から来たお客さんに語る姿をみかけるようになった。

 今から20年前は、このウンチクは、観光ガイドさんたちがよくお客さんに話すとっておきのネタであったが、今では市民にすっかり定着したのが嬉しい。

 以前、弘前公園の桜守の小林勝さんから聞いたのだが、サクラの枝の剪定は、ただ単に枯れ枝や病気の枝を切り落とすだけではなく、花が咲いて満開を迎えた時の「見栄え」も想像しながら剪定していて、時に、どの枝、どっちの枝を切るかの選択に迫られることもあるらしい。また、来年、再来年、数年後の姿までも想像し剪定する場合もあるそうだ。こういう思いや技術に支えられ、私たちは毎年綺麗な花を愛でることができるんだと思うと頭が下がる。

今年は平成最後のさくらまつり。会期途中には、新しい元号となる。
歴史的節目の「津軽の春」の到来が今から待ち遠しい。

BGM
「チェリーブラッサム」 松田聖子

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