紺と赤

on the street

今回、自分が新たなる挑戦のイメージカラーに選んだ色は「紺(濃い藍)」と、「赤」のワンポント。

路地裏探偵団の自分のイメージカラーは「黒」だったので、違和感を覚える人もいるかもしれません。

実はこの2色を選んだのには理由があります。

昨年オープンした「高岡の森・弘前藩歴史館」の入口中央に4代藩主・津軽信政の着用具足のレプリカが展示されていています。ある日見学に行った際に、その説明をしてくださった学芸員さんの解かりやすい解説に感銘を受けたことがひとつのきっかけになりました。

「この具足は、信政没後の正徳元年(1711)に5代藩主の信寿が奉納したもので、鎌倉時代末期の明珍宗政作の古鉢を利用した江戸時代中期のもの。胴は黒割子札を紺色で威し、大袖と菱縫は音が『勝ち』に通じる深い藍色『褐色(かちいろ)』で威しています。 『かっしょく』とも読み茶系統の色を表すこともありますが、『かちいろ』は、紺より濃く暗い藍染めの色をいいます。色名の『かち』は、深く濃い藍の色を出すためには布を叩きながら染めるため、『叩く=褐(かつ)=勝つ』にかけて、勝利への験担ぎとなり、縁起物としてこの色が武士に広く愛好されるようになったようです。当時は服のみならず、鎧にもこの色で染められた糸が使用されていたそうです。 近年ではサッカー日本代表のユニフォームのベースカラーが、この『褐色(かちいろ)』を採用。サムライブルーの勝利を願うカラーとなっています」

この説明を聞き、色にもいろんな意味、エピソードがあることに気づいた私は、以後、この色を強く意識するようになったのでした。

もうひとつの「赤」は、路地裏探偵団のトレードマークであるバンダナのカラーでお馴染み。

古代より赤い色は魔除け、厄除けの色とされ「あずき」にも病を退ける力があるとされてきました。やがて米と合わせて炊いた赤飯は、祝い事や年中行事には欠かせないものとして定着するようになったそうです。子供の玩具・お手玉の中にあずきを入れるのも、子どもたちが災いから守られ、すくすくと育つようにという意味があるらしいです。

いよいよです。

紺と赤をまとった我々のチームを街角で見かけましたら、ご声援をよろしくお願いします。

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